顎関節症治療

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顎関節症の治療について

顎関節症の治療

キャディアックス

CADIAX

顎関節症の治療は事前に診査・診断を行うことが必要です。

CADIAX キャディアクスは、咀嚼器官の診断に用いられ3次元的に下顎の運動を把握することができます。
「咬合は生体に調和したものでなければならない」と考えられた顎機能咬合診断総合プログラムです。

顎関節症の治療
  1. 顎関節症の症状(関節がガクガクする・口が開きずらい・筋肉の緊張)が伴なう場合ははじめに筋肉の緊張を軽減するためにマースピース(スプリント)を作成します。
  2. 筋肉の緊張が軽減され、多少 口を開けるようであれば噛みあわせのチェックをし干渉(顎を前後左右に動かしひっつかかる部分)の咬合調整をします。
  3. 関節の不調和にはハギシリ・くいしばり・噛みあわせが低い(冠が低い)など、いろいろ原因が考えられますが特に低位(かみあわせが低い)場合に首のコリなど症状を呈することがあるようです。
  4. それでも症状が改善せず噛みあわせに著しく問題がある場合は、矯正治療に移行する場合があります。
顎関節症と矯正治療

歯並びが悪いという条件のもとで歯ぎしりや食いしばりをすることによって、顎の痛みを感じたり関節がガクガクするという患者様が多くいらっしゃいます。

それはマウスピースを使用することで緩和できます。しかし期間が長引く場合には完治には至らないので、矯正治療をおすすめしています。

矯正治療を行なった場合、約3ヵ月で顎関節の症状は治まってきます。

顎関節症の治療の流れ

開咬量が少ない方

治療の流れとして、最初に触診を行いまます。触診で筋肉の緊張感を拝見し、口のあき方、開咬量(口が開く大きさ)、癖、によって顎のどこにどのような問題があるか検査します。開咬量が少ない方は、まずは開咬量を大きくできるようにします。

治療用のマウスピースがありますが、それを一生使うのはつらいという方には、キャディアックスという機械で顎の動きの測定をデジタル的に診断し、何が原因かを追究します。顎関節症の原因がわかればそれを再構築する方法によって矯正治療の内容を多少変更させていただいたり、場合によっては補綴物を入れ直しますが、その際にも『プロビジョナル・レストレーション』という仮歯を何段階か入れ直します。リハビリを含めた治療で少しずつ歯の再構築を行い、筋肉の緊張をなくして開咬量がとれるようになることを目指し、最終的な補綴物を入れることに重きを置いています。

歯並びの善し悪しが将来を左右する

人は、乳歯と永久歯の2段階で歯が生えてきますが、多くの場合、乳歯から永久歯に生え変わるときに噛み合わせがすべて決まってしまうので、それ以降は、何もしない状態で歯並びが動くことはありません。歯はその環境に適応するので、歯並びの善し悪しがその後の顎や骨などさまざまな部分に影響します。つまり、80歳になったときの歯の残存率や残り方も違ってくるので、当クリニックでは予防も含めた意味で歯の矯正治療を行っています。そして、将来的に快適な日々を過ごしていただければと考えています。

顎関節治療のリスク

治療前の多くの問題を解決しながら治療が進み、患者さんの承諾を得てから最終的な補綴に移りますので殆ど問題ありません。